徒然日記2006

12月22日硫黄島からの手紙

ジムのついでに「硫黄島からの手紙」を観にいった。悲壮ななストーリーが次々と展開して客席は重苦しい空気に包まれた。見終わって溜息を漏らす人が多かった。確かによく出来ている。というよりよくここまで調べたものだと思う。栗林忠道陸軍中将(渡辺謙)や西竹一陸軍中佐(伊原剛志)の英語が上手すぎたり、日本側で「ライフル」とか「ジープ」などのカタカナ語が飛び交っていたりして、我々の世代から見ると多少の違和感が残るが、今の人々にとってみれば時代と立場とが全く異なる状況なのだから仕方がないところだろう。これはなるべく沢山の人に見てもらいたい映画だ。

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12月14日次世代AUV

「海洋科学の最先端」6回目。「海中無人探査機の腕の研究」という題で石橋正二郎氏の話を聴いた。自律型海中無人探査機(Autonomous Underwater Vehicle: AUV)”うらしま”の開発の話と、次世代AUVの開発目標の説明のあと、遠隔操作型海中無人探査機(Remotely Operated Vehicle: ROV)に搭載するマニピュレータの操作の難しさとそれに自律機能を持たせて操作を容易にする研究の話があった。視野を遮るマリンスノーなど海中探査特有の問題から地上のマニピュレーターとはかなり異なった課題が多いようだった。

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12月13日スケッチの狂い方

年内最後の水彩画教室。暫らく外で描いてきたのでたまには先生に描きためた絵を見て頂こうということになった。お寺の鐘楼を描いた絵と「みなとみらい」で描いた湾の風景を見てもらった。鐘楼のスケッチの狂い方がひどくて落ち込んだ。新年会の日取りなどを決めた。

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12月10日「歓喜の歌」の世界

横須賀芸術劇場合唱団コンサートシリーズ28「第九」演奏会。指揮秋山和慶、合唱指揮梶井龍太郎、管弦楽横須賀交響楽団、「合唱幻想曲」:ピアノ松尾建瑠、横須賀芸術劇場合唱団マスター・コース、ソリスト―川元、川上、武藤、菅原、加藤、龍田、小原、馬場、堀江、横山、「交響曲第9番合唱付き」:ソプラノ鈴木慶江、アルト岩森美里、テノール梅沢一彦、バリトン村林徹也、合唱よこすか芸術劇場合唱団マスターコースとベーシックコースおよび防衛大学校音楽部。マエストロの棒がオケとコーラスをぐいぐいと引っ張っていく空気が客席に伝わって会場全体が「歓喜の歌」の世界に。歌いながら指揮者の凄さとベートーヴェンの音楽の凄さに酔いしれた。アンコールで恒例の「蛍の光」のペンライトが灯るうちに終演。打ち上げで最近就任したばかりという防大の学長さんが今日の演奏会を評して「恐ろしい人たちだ。」と語ったのが気に入った。

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12月9日ゲネプロ

昼過ぎまでストリングズ・アンサンブルでヴィヴァルディーとエルガーそれに皇帝円舞曲の練習。最後にヴィヴァルディーの「alla rustica」と呼ばれるコンチェルトを一部試奏。4時から第九演奏会のゲネプロ。オケの練習が長引いて大変待たされた。テンポが先日よりかなり遅くなっていて苦労した。

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12月8日最終合同練習

小劇場で合唱団の最終合同練習日。第九を部分ごとに練習した後、合唱幻想曲の練習。途中でマエストロによるオケの練習の実況が大劇場からモニターで伝わってきたが、合唱幻想曲はテンポを4日より下げているということだった。駄目だしの回数が多いので最後には声が出なくなった。

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12月7日ディープアクアリウム

「海洋科学の最先端」5回目。三輪哲也氏の「深海生物の飼育―ディープアクアリウムの世界」という話を聴いた。深海生物は進化の過程で競争の少ない深海に逃げ込んだ種が多く、古い時代の姿を留めている。魚類の進化の系統樹で最高位にはスズキ目の種が反映していて、地上の人類のような位置にあるが、深海をみると有名なシーラカンスをはじめ進化の各過程の生物が生きた化石として現存している。最近、富山湾で群落が見つかったオオグチボヤの幼生には我々脊椎動物の発生と関係がありそうな構造が観られ今後の研究対象として興味深い。深海生物を地上で生きた状態で観察するため三輪氏らが開発した特殊な装置を使って新江ノ島水族館で公開されているとのこと。

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12月4日秋山マエストロ

秋山マエストロによる合唱練習の日。ピアノは相庭さん。合唱幻想曲のソリストは早出で練習。マエストロのテンポは思っていたより速かった。何しろ明快な指揮ぶりで分かりやすく歌いやすい。最後になってK先生の駄目だしがあって繰り返し練習したので、我々テノール・ソロの消耗が激しくて大変だった。

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12月3日フォーレのレクイエム

モスクワ・アカデミー合唱団を聴きにみなとみらいホールに出掛けた。フォーレのレクイエムとモーツアルトのレクイエムをオルガンで歌った。フォーレは2002年に歌ってから大好きな曲になって、これを聴くと鳥肌がたつほど。合唱はテノールの音色に多少の不満が残ったが、ほぼ完璧なアンサンブルだった。モーツアルトのソリストのテノールは明るい柔らかな声の持ち主だった。お客さんのマナーが良くないのには驚いた。演奏中に買い物の入った大きな袋をバリバリいわせたり、プログラムをガサゴソとめくる人や、何か大きな物を倒す音で台無しだった。結構一流のホールだと思っていたが、やはりサントリーホールなどより落ちるのか。

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12月2日ストリングズ・アンサンブル

ストリングズ・アンサンブルの練習日。エルガーの「弦楽セレナーデ」とJ.シュトラウスの「皇帝円舞曲」(W.Britel編曲)の練習。暫らく振りでVnのS氏が参加。最近、抜ける人が続いたが、これで歯止めが掛かったかもしれない。

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