サロン

Blog Peopleが終了です。

Blog People が終了するようです。このブログの左サイドバーにBlog Peopleのリンクがありますが、これもだめになるのでしょう。時代の流れというものでしょうが、やはり寂しいです。

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バイオリン製作記録のページを修整しました。

サイドバーにある「バイオリン製作記録」ですが、ココログの前回の大改変(?)のあとからリンクが乱れて正しく表示できなくなっていました。

昨日から一生懸命調べてやっと修整に成功しました。

もしもご覧いただけたら嬉しいです。

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ZUBIN MEHTAの復活

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ある方のブログでChrista Ludwigの名前を見つけて昔「少年の魔法の角笛」をよく聴いていたのを思い出しました。

そこでMahlerの「復活」のLPレコードを引っ張り出してかけてみました。

「ZUBIN MEHTA、ウイーン・フィル、ウイーン国立歌劇場合唱団」(1975年2月の録音、London L45C-3016/7)です。楽章が五つもある長大な曲をLP4面に詰め込むという離れ業で、聴く側にもそれなりの努力が要求されます。

Mahlerとウイーン・フィルの特別な関係ということから、この録音には希少価値があるということになっているようです。

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Feed受信のことを思い出しました。

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昔はよく利用していたのにすっかり忘れていました。

Internet ExplorerのアドオンでFeedの受信登録をしてあったのを思い出して、先ほど開いてみましたら懐かしいブログがどっさりと読めました。

もう終了したものや久しぶりに投稿再開した人も多く、小生と似たようなブロガーが少なくないのに気が付いて何となく安心しました。

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新しい蝶々夫人

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横須賀芸術劇場で二期会のオペラ「蝶々夫人」を観ました。宮本亜門氏の新しい演出で、ゼンパーオーパー・ドレスデン、デンマーク王立歌劇場、サンフランシスコ歌劇場との共同制作となっています。

資料の中で宮本氏が語っている新しい演出とは何か。

開幕冒頭から、瀕死のピンカートンの病床の場面が現れます。息子が父から遺書を渡され、父の日本での生活を聞かされるという始まりかたです。

この部分の無言劇は、その後のすべての場面に32歳になった息子が影のように現れることで回想であることを示し、つながりが保たれています。まったく無言のままの青年ですが、誠に重要な役どころです。

純粋すぎた男女の物語として描くことで、これまでのジャポニスム的な解釈から解き放たれています。小生も気が付いたらすこし涙ぐんでいました。

この日のキャストは;

蝶々夫人   森谷真理

スズキ    藤井麻美

ケート    成田伊美

ピンカートン 樋口達哉

シャープレス 黒田 博

ゴロー    萩原 潤

ヤマドリ   小林由樹

ボンゾ    志村文彦

役人     香月 健

ヤクシデ   柴田啓介

書記     森田優生

母      高橋 桂

叔母     奥 幸子

従妹     大内美佳

子供     根本葵空

青年     牧田哲也

ダンサー   高橋滋生、戸田 祈、前田竜治、森川治朗

助演     有岡蔵人、柏木銀次

合唱     二期会合唱団

管弦楽    東京フィルハーモニー交響楽団

指揮     アンドレア・バッティストーニ

でした。

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ご無沙汰を一気に解消とはいかないようです。

 

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このところやっと暑さが一段落したせいか、身の回りの手入れを始めました。長いことCDともご無沙汰している間に、CDプレーヤーのリモコンが故障していたり、ヘッドホーンのイヤーパッドが駄目になっていたりと酷いありさまです。

調べてみるとリモコンの修理は無理のようで、買い替えるにも旧型で 6千円などという法外な値段でしか手に入らないようです。ヘッドホーンのイヤーパッドのほうはもう手に入らないようです。

リモコンなどという贅沢品は諦めることにしますが、ヘッドホーン(MDRーF1)はお気に入りでしたので手放す気になれません。取敢えずドイツ製の中級品を買いましたが、悔しいので無理やり補修してみることにしました。クロロプレンゴムの2.5ミリ厚で15ミリ幅の戸当たりテープを使って、イヤーパッドの内側から貼り付けましたところ、何とかなったみたいです。

放置してあったものたちが一斉に反旗を翻して襲い掛かってきているのでしょう。しばらくは手入れに追われそうです。

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John Wanamakerのオルガン

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昔、フィラデルフィアに居たころ、土曜日になるとJohn Wanamakerという百貨店のお昼のオルガンコンサートを聴きに出掛けました。

John Wanamakerは日本橋三越がお手本にしたという老舗でした。

2016年にワシントンD.C.へ旅行したとき、フィラデルフィアまででかけました。Jhon Waanamakerを思い出していってみると「Macy’s」になっていましたが、オルガンは健在でした。音を聴くことはできませんでしたが50年ぶりの対面で懐かしい気持ちになりました。

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クロスフィード・ネットワークの概要

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適合アンプ: メインアンプ出力直結用(スピーカーB端子使用)

適合ヘッドホーン: Sony MDR-F1(Full Open Air型、インピーダンス: 12オーム)

回路: Linkwitz Crossfeed Network (図―1、表―1)

特性曲線: グラフ―1・2・3

説明: 
Siegfried Linkwitz 氏が1971年に Audio 誌で発表した論文 "Improved Headphone Listening" の回路を基本にしました。自分の聴覚の特性補正のために各チャンネルの正規の信号(進相側)の持ち上げを周波数の低い方向にずらしました。R4c の値は設計段階では 120 Ohm でしたが、手に入らなかったので 130 Ohm になっています。クロスフィードを行うと、左右のチャンネルに分かれてはいっている中央付近の音については相互に干渉して周波数特性に凹凸を生じます。設計に当たってはこのことを考慮して、Excel によるシミュレーションで妥協点を探しました。
尤も、スピーカーによるステレオ音場でも似たことが起こっていますので、それほど気に懸けることではないと思います。部品や配線材料(半田を含む。)の選定に当たってはある程度音質に配慮しましたが、入手難もあって完璧ではありません。

特記事項: 一般にヘッドホーンはアンプ側の出力インピーダンスによって音質が変化します。ヘッドホーン専用のアンプを使うと非常に低い出力インピーダンス(多くは 0 Ohm )で定電圧駆動できますが、そこまでお金をかけたくありません。MDR-F1はインピーダンス整合回路を内蔵しています。詳細は発表されていませんが恐らく 20 Ohm 前後の抵抗がドライバーユニットに並列につないであるのでしょう。ユニットのインピーダンスが公称値で 30 Ohm 前後かと思われます。このためアンプ側のインピーダンスの影響はあまり大きくないようです。もし一般のヘッドホーンで同様のことを試す場合はこの点に注意が必要でしょう。

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良いバイオリン?

バイオリンの市場価格は、楽器の取引を商売にしている人たちによって、極めて恣意的に決められているようです。ストラディバリの価格は、かつてヒル商会等が流した風評・伝説によって高騰し、その騰勢が今日まで維持されているといわれています。若い有能な演奏家が、財団などの援助に頼ってしかストラディバリを使えないといったことが、当たり前になっています。 こういう現象は、バイオリン族以外の楽器には見られないのではないでしょうか。 この違いは、バイオリンが他の楽器と異なり、非常に長い年月の間使いつづけられるからかもしれません。いずれ、往年の名器と呼ばれているバイオリンが、寿命が尽きて姿を消した後で、どういう状況が現れるか見ものだとおもいます。

こうした特殊な世界はさておいて、独り善がりでなく多くの人が納得できる、良いバイオリンの条件を探していくことは、バイオリンを作る人にとって大切な仕事であると思います。使う人としては、良いバイオリンと悪いバイオリンを、世の中の評判に頼らず自分の考え方に基いて、自分の目と耳で選びわけることを心掛けたいものです。

まず最初に考えたいことは、楽器は演奏の道具だという原点に立ち返って、良いバイオリンの条件は何かということです。それは弾き易く聞きやすいということでしょう。軽く持ちやすく、ポジション取りや運弓が楽で、発音が早く、音程が正確にとれ、調音が楽にでき、ピッチの変化が少なく、音色と音量が平均していて、倍音が出しやすく、且つ音の大きさが自由に幅広く取れること等でしょう。この辺になると、私などは自分の演奏技術の不足が大きく影響してくるので、苦しいところです。音色に関しては好みの問題が大きいようですが、バイオリンらしい音が出れば、その先は好きずきと言うしかないようですね。また使い方(何をどんな条件下で演奏するのか)によっても、楽器の性格は違っていてよい訳ですね。因みに私は今のところ、温か味のある柔らかな音に、繊細な倍音を加味した辺りを狙っています。クリアーでシャープな音は疲れるからです。

次に、寿命や経時経年変化の問題が重要でしょう。気温・湿度・照明・ 紫外線・保管姿勢などの影響は少ないほうが望ましいでしょう。いわゆるフィッティングに関する事項について言えば、多少の変化はフィッティングをやり直せば済むし、もう少し大きな変化も付属品の修正や交換をして直せるでしょう。やはり、修復困難なのはニスや木の劣化ではないでしょうか。ニスは 剥がして塗り直せますが、楽器の性格に関して言えば、修復というよりむしろ作り直しに近い変更になるでしょう。一般に古い楽器が喜ばれる傾向がありますが、自分でしっかりした目をもって選ぶ人にとっては、古いか新しいかは決め手にはならないと思います。むしろ古ければそれだけ残存寿命が短いわけで、同じ性能と品質なら新しいほうに軍配があがるはずです。ここで「新しい」と言うのは出来たて・塗りたての話ではありません。当たり前ですが、シーズニングが済んだ楽器の話です。私は、シーズニングをバイオリン作りの工程の一部と考えています。

余談になりますが、スピーカーは、「エージング」といって、或る時間鳴らしてから使うのがマニアの常識になっていますが、本来なら製造工程で済ましてから出荷すべきでしょうね。

一番最後にくるのが、美的条件や評判・風説・人気・骨董価値・希少価値の類でしょう。しかし、市場ではこれが最も重視されているのは事実のようです。逆にいえば、有名なプロが作れば、演奏の道具としての条件は、黙っていても満足できると言うことなのでしょうか。しかし、バイオリンの出来不出来には運のような部分が付きまとっていますので、この話は俄かには信じられませんね。焼き物のように、気に入らない作品を壊してしまうプロがいれば立派なものですが。尤も、投資や蒐集の目的で選ぶなら全く別の話になりそうですね。

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音楽的な再生装置

あるオーディオ・マニアのご主人がやっていらっしゃるペンションを訪ねたときの ことです。夕方の忙しい時間に訪問した私に、ずいぶん詳しく装置の説明を してくださり、いろいろと参考になりました。

電力会社の配電系統が気に入らず、オーディオ用に別系統の配電をさせている 大変なマニアで、地下室に立派な受電設備を持ち、大変豪華なスピーカー・ システムをお使いでした。その方は、もっと上級のスピーカーが欲しかったが、 ウン百万円しか出せなかったと残念そうでした。 ディジタル・ケーブルにも、試聴の結果だということで、大変なお金をつぎ込んで ありました。

しかしながら、聴かせていただいた音が今ひとつだったのが残念でした。細部の 良さはいろいろありましたが、全体としてバランス感覚が不足した音作りになって いたのです。

システム・コンポと称するセット物の音は、一般に、良くはないものの破綻をきたさない 音作りになっています。高価なシステムと比較すべくもないレベルのものであっても、 破綻がこないということが、音楽を聴く上で最も大切な点であることをメーカーは 心得ているようです。

一方、私のように何でも自分でやらないと気が済まない人間の装置は、頻繁に破綻をきたして います。

簡単な例を挙げますと、ターンテーブルのマットの材質を変えて「ソロの音像の大きさの 絞込みに成功した途端に、音像定位のふらつきが目立つようになってしまった。」といった 類の齟齬が頻発するのですね。ソリストが妙にウロチョロと移動するのではとても落ち着いて 聴いていられません。

音像の定位の良さに影響するファクターとしては、クロストークの周波数依存性や、各種の歪 によって発生する高調波とビート、過渡応答の不均一性、指向性の周波数依存度、いわゆる 箱鳴りや部屋の共鳴などなど多くの事柄か関係していると推定されますが、ソロの音像を 小さく絞り込むに当たっては、これらの定位性能とのかね合いを充分考慮して掛からないと、 音像の情報量がその再現能力を越えてしまうということでしょう。逆に音像がぼやけて いれば当然ふらつきもわからない理屈です。

音楽的な再生装置とは破綻がこない再生装置のことだといっても良いかもしれません。 それは良識とバランス感覚の産物であるようです。

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