« ご無沙汰を一気に解消とはいかないようです。 | トップページ | 「突発性難聴の恐れ」で大慌て »

新しい蝶々夫人

_20191014

横須賀芸術劇場で二期会のオペラ「蝶々夫人」を観ました。宮本亜門氏の新しい演出で、ゼンパーオーパー・ドレスデン、デンマーク王立歌劇場、サンフランシスコ歌劇場との共同制作となっています。

資料の中で宮本氏が語っている新しい演出とは何か。

開幕冒頭から、瀕死のピンカートンの病床の場面が現れます。息子が父から遺書を渡され、父の日本での生活を聞かされるという始まりかたです。

この部分の無言劇は、その後のすべての場面に32歳になった息子が影のように現れることで回想であることを示し、つながりが保たれています。まったく無言のままの青年ですが、誠に重要な役どころです。

純粋すぎた男女の物語として描くことで、これまでのジャポニスム的な解釈から解き放たれています。小生も気が付いたらすこし涙ぐんでいました。

この日のキャストは;

蝶々夫人   森谷真理

スズキ    藤井麻美

ケート    成田伊美

ピンカートン 樋口達哉

シャープレス 黒田 博

ゴロー    萩原 潤

ヤマドリ   小林由樹

ボンゾ    志村文彦

役人     香月 健

ヤクシデ   柴田啓介

書記     森田優生

母      高橋 桂

叔母     奥 幸子

従妹     大内美佳

子供     根本葵空

青年     牧田哲也

ダンサー   高橋滋生、戸田 祈、前田竜治、森川治朗

助演     有岡蔵人、柏木銀次

合唱     二期会合唱団

管弦楽    東京フィルハーモニー交響楽団

指揮     アンドレア・バッティストーニ

でした。

|

« ご無沙汰を一気に解消とはいかないようです。 | トップページ | 「突発性難聴の恐れ」で大慌て »

音楽」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

サロン」カテゴリの記事

コメント

tona様
コメントありがとうございます。
小生は終活を考えてはいますが、まだ何もできないままになっております。
家内も何とか生きながらえております。

投稿: evergrn | 2019.10.15 19:47

こんにちは。
先ほどはありがとうございました。

お元気で色々なことに挑戦されていらっしゃるようですね。
器械、機械を使いこなし、考察し、楽しむというのに驚きました。
退屈している暇がありませんね。
バイオリンも弾かれていらっしゃるのですか。
私は年以上に老化現象を起こして気力で頑張る毎日になりました。
時々その気力が湧いてこなくて・・・。
はやりの終活、断捨離などにも思いを馳せ、お金もかかっております。
奥様お元気でしょうね。

投稿: tona | 2019.10.15 16:18

この記事へのコメントは終了しました。

« ご無沙汰を一気に解消とはいかないようです。 | トップページ | 「突発性難聴の恐れ」で大慌て »