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クロスフィード・ネットワークの概要

Xfeeda_20190830053001 Xfeedb_20190830053001 Cfr3_20190830052801 Cfr2_20190830052801 Cfr1

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適合アンプ: メインアンプ出力直結用(スピーカーB端子使用)

適合ヘッドホーン: Sony MDR-F1(Full Open Air型、インピーダンス: 12オーム)

回路: Linkwitz Crossfeed Network (図―1、表―1)

特性曲線: グラフ―1・2・3

説明: 
Siegfried Linkwitz 氏が1971年に Audio 誌で発表した論文 "Improved Headphone Listening" の回路を基本にしました。自分の聴覚の特性補正のために各チャンネルの正規の信号(進相側)の持ち上げを周波数の低い方向にずらしました。R4c の値は設計段階では 120 Ohm でしたが、手に入らなかったので 130 Ohm になっています。クロスフィードを行うと、左右のチャンネルに分かれてはいっている中央付近の音については相互に干渉して周波数特性に凹凸を生じます。設計に当たってはこのことを考慮して、Excel によるシミュレーションで妥協点を探しました。
尤も、スピーカーによるステレオ音場でも似たことが起こっていますので、それほど気に懸けることではないと思います。部品や配線材料(半田を含む。)の選定に当たってはある程度音質に配慮しましたが、入手難もあって完璧ではありません。

特記事項: 一般にヘッドホーンはアンプ側の出力インピーダンスによって音質が変化します。ヘッドホーン専用のアンプを使うと非常に低い出力インピーダンス(多くは 0 Ohm )で定電圧駆動できますが、そこまでお金をかけたくありません。MDR-F1はインピーダンス整合回路を内蔵しています。詳細は発表されていませんが恐らく 20 Ohm 前後の抵抗がドライバーユニットに並列につないであるのでしょう。ユニットのインピーダンスが公称値で 30 Ohm 前後かと思われます。このためアンプ側のインピーダンスの影響はあまり大きくないようです。もし一般のヘッドホーンで同様のことを試す場合はこの点に注意が必要でしょう。

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