鈴木尚著「日本人の骨」
昔読んだ本を引っ張り出しました。鈴木尚氏の「日本人の骨」(岩波新書)です。手元にあるのは1988年4月発行の第22刷です。紙があまりよくないと見えて赤茶けています。人骨の発掘調査から日本人のルーツに迫ろうとする研究の熱意が伝わってきます。こうしてみると至る所にご先祖様が居られるのですね。近頃はネアンデルタール人も先祖かも知れないという話になってきたようですね。
主眼は骨の形の時代による変遷というところに絞られていて、縄文人よりも更に昔の人達(三ヶ日人など)にも調査の手を伸ばし、そのためにイスラエルまで出かけてネアンデルタール人との比較調査のために発掘を行ったということです。鈴木教授は残念ながら既にお亡くなりになっていますが、改めてその緻密さと執念には頭が下がります。正直いって疲れる本でした。
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コメント
tonaさま
本を読むのが負担に感じられるというのは我ながら心配ですが、若いころからの怠け癖は一向に治りません。tonaさまを見習わなければ・・・・。
投稿: evergrn | 2014.08.14 17:35
昔の本でも良い本は内容は良いのですね。
人骨の研究、地味ですね。
確かに疲れる本ろいうのはあります。
私は昔すーすー読めた本でも今は疲れる…つまりかなり頭が悪い方に変わってしまったようです。
それでも鞭打っているこの頃です。
投稿: tona | 2014.08.14 13:56