ドイツ二人旅(その8)ミュンヘンの蚤の市など
この日はカメラを部屋に忘れて出てしまったので写真はない。
テレージエンヴィーゼという広大な広場で行われるフェストに蚤の市が立つと聞いていたのでホテルで道を訊いて出かけた。フロントでは10分程だと言っていたが、我々の脚では広場の入り口までで既に15分以上かかった。
何しろ広大な敷地なのでどこに何があるのかさっぱり見通せない。売店で水を買ったら紙切れをくれてこれを持って容器を返しにきたら1ユーロ返すとのこと。
(オクトーバーフェストのときのテレージエンヴィーゼ内の配置)
大きな遊具や売店が軒を連ねている。その間に業者のトレーラーやトラックが駐車している。腰かけられる所は全くない。それらをすっかり通り過ぎた奥にやっと蚤の市があった。上の地図のStrasse 4の辺りから左(南)が蚤の市になっていた。
レコード、古本、古い家具、陶磁器類、装身具などの骨董や我楽多を眺めて歩くがまず脚の疲れが先に立って上の空。
遠くに神殿風の建物が見えるのでそこまで歩いて辿り着き草の茂みに腰を下ろした。目の前の登り坂に市で手に入れた大きな家具などを台車に載せて運ぶ人が次つぎとやってくる。埃が舞い立って煙っている。空には赤十字マークのハート形風船が上がっていてその下に救護所があるようだ。
神殿の前には大きな像がある。女神Bavariaだそうだ。Bavaria女神像の意味合いを調べてみたが、ドイツの歴史の深い森に分け入る覚悟が必要だと感じて途中から引き返した。これは今後の宿題にすることに。
脚の疲れがいくらか取れてきたところで出口の方向に歩き、水を買った店で容器を返し1ユーロ受け取った。
広場から出て帰りの便を物色するうち、中華料理屋が目に留まった。入ってみると小奇麗な店なので昼食にする。残念ながら店の名前が正確に思い出せない。確か「桃花林」だったような気がする。
店で中央駅に帰る道を訊くとこの先にUの駅があるという。今思えば多分U6の駅だったようだ。とにかく中央駅に戻ってインフォーメーションで訊ねて市内観光バスに乗った。Express Circle と Grand Circle とがある。
欲張ってGrand Circle にした。Hop-On Hop-Off (飛び乗り飛び降り)式で24時間有効だという。日本語のオーディオガイドもある。
駅前からマリーエン広場まで乗って下車。ルートヴィッヒ・ベックというデパートに入って家内が売り場を探索するのについていくと外で鐘が鳴りだした。時計は午後3時だ。急いでエスカレーターで下に降りる。新市庁舎の仕掛け時計が華やかに鳴り続けている。人形たちは止まったままだ。
広場にある椅子に座って休憩。噴水の池に飛び込む酔っ払い連中を眺める。雑多な群衆でごった返す広場を後にしてUバーンで中央駅に戻った。
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コメント
tonaさま
一長一短ですね。限られた日数ですから、なるべく回り道や探し物などの無駄時間を減らしたいのですが、家内に言わせるとそういうハプニングが面白いのだそうです。
投稿: evergrn | 2014.05.23 23:40
ツアーの旅行とは全然違って、見る場所もこんなところありと興味深いです。
ですから印象深く、何時までも素敵な思い出として残りそうですね。
投稿: tona | 2014.05.22 20:16