« オランダ行き当たりばったり(その3) | トップページ | ブログの世界にも荒廃の兆し »

オランダ行き当たりばったり(その4)

21日は鉄道でデン・ハーグに向かった。お目当てはハーグ市立博物館に間借りしているという改装中のマウリッツハウス王立美術館のコレクションだ。駅のインフォーメーションで教わってトラムの停留所を探した。雨の中でどれに乗るのか分からずうろうろ。中年の男性に聞くとそのあたりのお客さんに声を掛けてくれて、隣の写真博物館まで行くという2人のご婦人を見つけてくれた。お二人についていくと結構走ってから到着。博物館のかなり広い範囲を使って展示してあった。

Dscn2824r ハーグ市立博物館
Dscn2826r そとにはこんなものも

フェルメールの「デルフトの眺望」、レンブラントの「テュルブ博士の解剖学講義」「自画像」など殆んどの絵があった。博物館の本来の展示も見て歩いたがぎょっとするような作品が多くて疲れた。

トラムで駅まで戻り、別のトラムでデルフトに移動した。異常に混んだ電車だった。延々と走って「終点の一つ」に着いた。「終点の一つ」の意味は良く分からないままだ。ここで人々は色々な方角に散っていくので、後は嗅覚を働かせて教会の塔らしいものをめざす。

Dscn2841ra マルクト広場

新教会の中を見学しデルフトのカリヨンを録音したCDを買った。骨董タイル屋に入って店主と話しをした。唐津の話など薀蓄を傾けていた。昔のタイルが数十ユーロで並べられていた。間違って壊すと大変なので早々に退散。列車の駅を探してようやく辿りついたが、そこもまた工事中で運河まで堰き止めて広い範囲が掘りかえされていた。切符売り場の列は10人待ちぐらいだった。アムステルダム中央駅まで買ったが、デンハーグに着いてから乗り換えだと気が付いた。

22日はホテルの裏を廻って7番のトラムの停留所まで歩きそこからフレデリックス広場まで乗って行った。アムステル河の橋を越えて川沿いの道を川下に進むと跳ね橋が見えてきた。最初にクルーズ船からみた橋はこれだったようだ。

Dscn2865r マヘレの跳ね橋
Dscn2871r 船の遮断機

こういう形の橋は他にも何箇所かあるが、この橋が周りの景色と一番調和しているような気がした。この辺りを散策してから西教会に向かった。

何か催し物をやっているようなので覗いてみたら受付の男性に呼び止められた。英語が話せるかと聞かれた。まあまあだと答えると催しの趣旨説明を聞かされた。アムステルダムの「今は無き運河展」だという。入場料を払って入ると古い写真などの資料が張り巡らされている。読んでゆくうちに分かったことはアムステルダムにはかつて多くの運河があったが、その多くが様々な理由で埋め立てられ道路などに変わっていったという。疫病対策、貧困対策、交通海運対策などだという。今日残るのは恐らく3割ぐらいのようだ。

一旦ホテルに帰り着替えてダム広場にあるHotel Amasterdamに向かった。家内のお友達のYさんがお嬢さんと一緒にパリから今日到着するとのこと。地階のレストランで待っているとやがてお二人が登場。ごく近くのホテルに泊まるらしい。レストランの予約はお嬢さんが取ってくれた筈だったが実は完全にオープンだったことがあとで判明した。兎に角真ん中の席に陣取って取り敢えずワインで乾杯。家内はミネラルウオーター。話が弾むうちに明日はKroeller Mueller美術館に行こうということに一決し中央駅に向かった。

コンコースの切符売り場で旅なれたYさんのお嬢さんが案内人に徹底的に調べさせ乗換駅のホームの番号まで聞きだしてくれた。切符が手に入ったので朝の7時に駅のプラットホームの下で待ちあわせることにして分かれた。ホテルに入る前にトラムの停留所で時刻表を確かめると日曜日は7時過ぎまでトラムがない。仕方が無くホテルのフロントでタクシーを予約しモーニングコールを頼んだ。

という訳で23日はAmster Dam Centraal--Hilversum--Apeldoomまで列車で行き、そこから400番のバスで森林地帯を走ってKroeller Mueller美術館に到着した。途中の美術館の入場券売り場ではバスが待っていてくれるという仕組み。

Dscn2887ra Apeldoom駅

美術館では持ち込む品物の制限があって傘などは預けることになっている。携帯電話もだめ。カメラはフラッシュは使用禁止だが撮影はOK。ゴッホの特集展示コーナーが人気を呼んでいた。

Dscn2910rbゴッホ 「夜のカフェテリア」
Dscn2903rc ゴッホ「アルルの跳ね橋」
Dscn2898rc ゴッホ「子守唄」
Dscn2935rc ゴッホ「四輪の枯れたひまわり」

他にはピカソ、マネ、セザンヌなど有名な絵が沢山あって堪能しました。外に出ると木立ちの中に彫刻やオブジェが点在し時折小雨の降る中を歩きました。

Dscn2934r 美術館の外の様子

ミュージアムショップやカフェもなかなかいい雰囲気でくつろげる美術館でした。Yさんたちは夜コンサートがあるので時間を気にして大変でしたが。このあと来た経路をほぼ逆に辿ってホテルに帰りました。深夜まで帰国準備の荷造りに追われました。永かったオランダ旅行もこれでお終いです。

|

« オランダ行き当たりばったり(その3) | トップページ | ブログの世界にも荒廃の兆し »

音楽」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

自然」カテゴリの記事

健康」カテゴリの記事

美術」カテゴリの記事

コメント

tona様
読んでいただいて有難うございます。tona様のアメリカの旅行記は圧巻です。現地でインターネットに繋いでいらっしゃるようにお見受けしましたが、小生にはとても真似できません。感服しました。

投稿: evergrn | 2013.07.06 22:32

まとめて拝見しました。9年前に行きました。
いろいろな景色を懐かしく思い出しました。
誰にも頼ることなくご自分たちで難しいオランダ語の世界に旅行されるとは驚きました。
語学力もさることながら体力的にも凄いことだと感心しました。
Kroeller Muellerはツアーではないので羨ましい限りです。現地の音楽会もなかなかですね。
お二人ともお元気で旅されて良かったです。

投稿: tona | 2013.07.06 19:35

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: オランダ行き当たりばったり(その4):

« オランダ行き当たりばったり(その3) | トップページ | ブログの世界にも荒廃の兆し »