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天井が落ちた!

日本の安全神話がどこかに雲散霧消して、普通の国になってからかれこれ20年になるでしょう。自然災害はこの国に与えられた厳しい前提条件です。ところが今回のトンネル事故のような「老朽化」という現象は、国や民間に金がなくなって遂に顕在化したのだと思います。

昔アメリカで財政難で道路の補修ができず、国道が穴だらけになったことがありました。道路は自動車輸送を基本とするアメリカの根幹をなすインフラですが、それが老朽化で維持できなくなったのでした。少し遅れて日本も同じ道を歩き始めたようです。

今の日本では「安全」は絶対的な基準になっています。戦前の日本では逆に安全は二の次だったようです。運動性能の高さを誇っていたゼロ戦に、パイロットを被弾から守る装甲板がなくて連合国側を驚かせた話は有名です。

安全が「他の何よりも」優先されるということには必ずしも納得できないものがありますが、どこかの大国のように安全など全く意に介せず規模の拡大に突き進むことは論外でしょう。先日市民大学の講義で中国ではレアアースの採掘による環境汚染が進んでいることを知りました。

レアアースは電気自動車や風力発電などの最先端技術を支える磁石に大量に使われていますが、それが中国で環境汚染の原因になっているということになると、、このまま中国産のレアアースを使い続けることは許されないと思います。早く代わりを見つけないと日本にとって大きな壁になりそうです。

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