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東京国立近代美術館に出掛けました。

東京国立近代美術館で、「美術にぶるっ!」というキャッチフレーズで、60周年記念特別展「ベストセレクション日本近代美術の100年」が開かれていますが、昨日の火曜日にやっと重い腰を上げて竹橋まで観にいきました。11時近くになって入りましたが、空いていてゆっくり観る事が出来ました。オーディオガイドを借りました。

コレクションがいいのに改めて感銘を受けました。途中から脚が重くなって時々椅子に腰掛けて見ましたが、人が少ないので問題なしでした。有名な絵もたくさんありました。

藤田嗣治の「アッツ島玉砕」の前では暫らく立っていました。小生がお世話になった小児科のY先生のご子息が、軍医として従軍しアッツ島で戦死されたことが特に感銘を受けた理由です。あれだけの悲惨な状況を大変なリアリティーと密度で描きこんだ藤田の仕事には、どんな気持が込められていたのか知りたいと思いました。同じ藤田の「サイパン島同胞臣節を全うす」のほうは多くの民間人が描かれていてより絶望的な状況ですが、「アッツ島」ほどの迫力は感じられずむしろ諦観のような気持が込められているように感じました。

気になる絵としては岸田劉生の「道路と土手と塀(切通之写生)」があります。特に画面の左上に、塀と坂道のあいだに僅かに空が覗いているところがあります。この空は離れてみたのでは認識できません。近寄って何度も見直しましたが確かに意識的に空が描かれています。何か幻想の世界のような印象がある絵です。

上村松園の「母子」は真に上品を絵に描いたような作品ですが、描かれているのは作者の母と作者自身だと言うことですね。そういわれてみると懐かしさが込められた絵に見えてきます。

一回ではとても全部は見切れません。もう一度出かけたいと思います。なお、レストランは予約客以外はお断りでした。2時半をまわっていたので毎日新聞のビルでお昼にしました。

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コメント

tona様
以前は美術館のハシゴをしたものですが、もうガツガツとした観方はやめてゆったりと楽しもうと思っています。気に入った絵の前で日がな一日眺めていたいですね。

投稿: evergrn | 2012.12.22 09:37

遠いところからお出かけだったのですね。
この美術展の内容・様子が伝わってきました。
岸田劉生のこの絵はおっしゃるように気になる絵で、実に印象的な絵ですね。
面白い構図です。
藤田嗣治は絵はいろいろ観ました。日本に帰国して戦争画を描いたそうですがこれだけは画集でも未見です。
上村松園のこの絵も以前TVで観ましたがしみじみした懐かしさを覚える絵ですね。
観きれなかった絵を観にまたお出かけになるとのこと!!

投稿: tona | 2012.12.21 20:10

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