« CDの音をLPなみに良くすると言うこと。 | トップページ | 10月2日~29日ウイーンで過ごした4週間 »

スピーカーの取替え

Dscn1786r 長年使ってきたスピーカーが遂に寿命のようで、右側のボイスコイルがポールピースとプレート一体型ヨークのギャップに擦るようになりました。長男が中学生だった頃に手伝わせて作ったもので、P‐610DBを使ったトールボーイの60リットル級のバスレフです。もうかれこれ40年近く使ってきたことになります。P‐610DBは布製のセンターキャップの陰にチタンのドームが隠れている特殊な構造でダンパーの交換は相当困難そうなので、この際ユニットを新しくすることにしました。Yahooのオークションで検索するとしばしばP‐610が登場しているようですね。いろいろ考えた挙句、この際全く違うユニットを試して見たくなりました。コイズミ無線のカタログを見ていたらパイオニアが70周年記念に出したPE‐101Aというユニットが出ていました。DIY用のスピーカー・ユニットと言えば決まってフォステクスと言うのは如何にも芸が無いと思っていたところなので、早速それに飛びつきました。

インターネットで検索してみるとたくさんヒットしましたが、作ることに意義を見つけてやっている方の記事ばかりで、小生のようにいい音で音楽を聴きたいだけという者にはあまり参考になりませんでした。そのなかで僅かに書かれている音についての評判を読むと「10センチにしてはいい音がする」という類と「低音が物足りない」あるいは「明るいがクセがある」というのが目につきました。いまどきフルレンジで音楽を楽しもうと考える人は少ないでしょうし、フルレンジなんて初めて聴くという人にとっては違和感があっても不思議はありません。周波数特性曲線を見るとロクハンと違って高音部の指向性が鋭くなくサービスエリアが広そうに見えました。センターキャップがチタンなのが良くも悪くも性格を左右しているだろうと思いました。フェライトの欠点を克服するためにポールピースに銅のキャップを被せてあるのも気に入りました。ウエット工法で作ったパルプのコーンも期待を持たせました。小口径だと勢い長くなるストロークに対して、対象的に配置されたリード線引き出し方法やヨークの空気孔などで対処してあるのも頷けました。

と言う訳でPE‐101Aをペアで買ってしまいました。さてこれをどう使おうかと考えましたが、先ずは音を聴いてから考えようということでサブバッフルを2枚作り、P-610DBを外したあとに付けて鳴らしてみました。バスレフのポートは全く手をつけずに今までのままです。結果は意外なものでした。パイプオルガンのペダル鍵盤で奏でられる数十ヘルツの重い音も口径に似合わず迫力のある響きで鳴っています。高音域のサービスエリアが広くなったのでリスニングポジションをえらぶ必要が無くなり、聴いていて肩が凝らなくなりました。但し高高域に突出する部分がちらつくのが気になりました。チタンのせいにするような音色とも異なっていました。これは板厚15ミリのバッフルにあいている直径145ミリほどの穴とその付近に設けてある補強桟がいたずらしていると思われました。そこで補強桟にザグリを入れて空気の通りを良くした結果ほぼ気にならなくなりました。正規のエンクロージャーはこれからゆっくりと検討して作ろうと思っています。

|

« CDの音をLPなみに良くすると言うこと。 | トップページ | 10月2日~29日ウイーンで過ごした4週間 »

音楽」カテゴリの記事

ITなど」カテゴリの記事

サロン」カテゴリの記事

オーディオ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: スピーカーの取替え:

« CDの音をLPなみに良くすると言うこと。 | トップページ | 10月2日~29日ウイーンで過ごした4週間 »