時空を超えて
私たちの合唱団では来年のカヴァレリア・ルスティカーナの練習の最中です。合唱団で作ったパート練習用のCDを利用していますが、オケやソリストとフルコーラスのなかでの練習は欠かせません。そのための自宅練習用の音源として、DVDでは兎角映像重視のものが多いので、この際CDを買いました。
1960年の録音であの時代のマイクロフォンを思い起こさせる如何にも華やかな音がします。舞台の隅々まで明瞭に録れていて練習が楽になりました。
演奏の方ですが、トゥリオ・セラフィンという最盛期のイタリアオペラ界に君臨した大御所の指揮は、今日の感覚からすると芝居がかった大げさなものですが、スコアを片手にこのCDで練習していると気がつかないうちに彼のペースに引き込まれてしまい、いかにも自分が1960年のローマの舞台に立っているような気持ちにさせられるから不思議です。
ジュリエッタ・シミオナートやマリオ・デル・モナコなど往年の大ソリストたちの奥行きのある歌唱が聴きもので、練習が楽しくなりました。テンポ・ルバートが激しいので指揮を見ないで歌うのが難しい箇所もありますが、そこは勘を働かせて補っています。
このCDはお奨めです。
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- Blog Peopleが終了です。(2021.05.13)
- 東 亮汰ヴァイオリン・リサイタル(2020.11.10)
- バイオリン製作記録のページを修整しました。(2020.07.13)
- ZUBIN MEHTAの復活(2019.11.03)
- Feed受信のことを思い出しました。(2019.10.20)
「サロン」カテゴリの記事
- Blog Peopleが終了です。(2021.05.13)
- バイオリン製作記録のページを修整しました。(2020.07.13)
- ZUBIN MEHTAの復活(2019.11.03)
- Feed受信のことを思い出しました。(2019.10.20)
- 新しい蝶々夫人(2019.10.14)
「オーディオ」カテゴリの記事
- Blog Peopleが終了です。(2021.05.13)
- ZUBIN MEHTAの復活(2019.11.03)
- Feed受信のことを思い出しました。(2019.10.20)
- 「突発性難聴の恐れ」で大慌て(2019.10.19)
- ご無沙汰を一気に解消とはいかないようです。(2019.09.26)
コメント