12月7日ディープアクアリウム
「海洋科学の最先端」5回目。三輪哲也氏の「深海生物の飼育―ディープアクアリウムの世界」という話を聴いた。深海生物は進化の過程で競争の少ない深海に逃げ込んだ種が多く、古い時代の姿を留めている。魚類の進化の系統樹で最高位にはスズキ目の種が反映していて、地上の人類のような位置にあるが、深海をみると有名なシーラカンスをはじめ進化の各過程の生物が生きた化石として現存している。最近、富山湾で群落が見つかったオオグチボヤの幼生には我々脊椎動物の発生と関係がありそうな構造が観られ今後の研究対象として興味深い。深海生物を地上で生きた状態で観察するため三輪氏らが開発した特殊な装置を使って新江ノ島水族館で公開されているとのこと。
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